歌の風景 「暗路(ほととぎす)」

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「暗路(ほととぎす)」
中学生の時に歌った曲ですが、昭和22年から中等音楽二に載ったそうです。元の歌詞は Her Bright Smile Haunts Me Still.という、友か恋人を思う歌ですが、教科書では ほととぎす となっていました。





伴奏編曲 かおたいまきしん  無断使用禁止


作詞 近藤朔風  作曲 ライトン

おぐら夜半(よわ)を 一人行けば
雲よりしばし 月はもれて
一声(ひとこえ)いずこ 鳴くホトトギス
見返るひまに 姿消えぬ
夢かとばかり なおも行けば
またも行く手に 闇は降りぬ

 

なお、これより前に犬童球渓が「秋夜懐友」という題で訳しています。その1番を一緒に並べてみますので歌い比べてみてください。

手慣れ(たなれ)の小琴(おごと) 共にかき撫で
澄み行く月を めでしも今は
夢と過ぎつつ 友また遠く
吾のみひとり 淋しき窓に
変わらぬ月を 眺めぞあかす
とわたる雁よ 思いを運べ

 

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この記事へのコメント

ギター
2012年12月02日 18:37
異国の地で3分間一人聴いてみました。
中程で短調に転調するところは、哀愁をそそりますねー。
(ラオス、ルアンナムターにて)
2012年12月03日 09:33
ギター様
12月のラオスはまだ暑いですか?帰国して風邪を引かないようにしてください。
2012年12月05日 23:36
すてきな伴奏ですね。この伴奏で歌ってみたいですね。
2012年12月06日 10:26
ねぼけうさぎ様
ありがとうございます。時間があったら歌って載せてください。少しテンポが遅いでしょうか?ご希望なら移調もしますよ。
ラビッツハート
2013年03月23日 21:11
明治38年生まれの義母が、生前教えてくれました。仲秋の明月の夜 女学校の級友たちは何処に居ても必ず8時に、手慣れの小琴 ともにかき撫で、、、と歌う約束をしていたと。義母の小さな歌声を想い出します。有難うございました。
milk3
2015年06月22日 21:24
訳詞では原詩と関係なさそうなほととぎすが歌われていますが、それには深い深い訳があります。万葉集以来、ほととぎすは「懐旧の鳥」と理解され、その声を聞くと、無性に昔の人が懐かしく思い出されるという共通理解があったのです。訳詞者はそのことを踏まえて、まず1番でほととぎすの声を聞き、2番で旧友を思い出させているのです。原詩は恋人ですが、訳詞では旧友になっているのは、明治という時代の制約があったのかもしれません。
 現代人はそのようなほととぎす理解を学ぶことがなかったため、1番と2番の飛躍に違和感を覚えるのではないでしょうか。詳しくはブログ「うたことば歳時記」の中の「懐旧のほととぎす」「唱歌『ほととぎす』」をご覧下さい。