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zoom RSS 作曲家藤田正典君の逝去を惜しむ

<<   作成日時 : 2010/11/04 19:32   >>

驚いた ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 15

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                                 (当日のプログラムからコピー)
藤田正典君は栃木県の野球の名門校で練習中に怪我をし、好きな野球をあきらめて音楽の道に進んだ。そのピアノの先生からの紹介で私のもとで作曲理論の勉強を始めた。譜面面(づら)などから見ると繊細だが度胸の据わった天才肌の少年で熱心に勉強していた。
高校卒業後は上京して東京の専門学校の私のクラスででさらに基礎を修め、その後は私の友人の紹介で入野義朗氏の門に入りその才能を伸ばしていった。第1回入野義朗賞を得てドイツに留学、ベルリン芸術大学で研鑽を積みその後もさまざまな賞を獲得するなど、将来を期待されていた。しかし昨年突然の病に倒れかえらぬ人となった。

前のブログ記事の調律のI氏と私がその専門学校に勤めていた関係で訃報を知らされたのだった。11月3日オペラシティのホールでこれまでの入野賞の受賞者の作品展があった。こじんまりしたコンサートだったが現代音楽のファンが集まりインターナショナルな雰囲気で演奏会が進められた。
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                              (作曲者自身による解説)
この作品には和太鼓にもこだわりを持ったという彼の興味がよく生かされているのだろう、力強く求心性のある作品であった。他の作品もそれぞれに個性を楽しめるものがそろっていたが演奏者と聞く側に集中力を要求し、引きずり込んでいくパワーにおいては抜きん出ていたように思う。
                                 
現代音楽の作曲家は厳しい自己規制を要求されるもので、作品が演奏される機会も少なく生活の面でも苦労が多い。私のように教師の道に甘んじてしまうとその厳しさを忘れてしまうものだ。会場で販売されていてCDを買い求めてきた。しばらくは彼の音に浸って自戒と追悼の時間を持ちたい。

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CD紹介 藤田正典 ソロとオーケストラ作品集「いにしえの空から・・・」 fontecから発売
      藤田正典 「与一太鼓」ほか  栃木県大田原市からの委嘱作品   DENONから発売

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コメント(15件)

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63歳ですか…まだまだ、だったでしょうに、残念です。CD聴きます。
Gato
2010/11/09 00:46
Gatoさん
本当に残念なことです。初めての出会いは彼が高校生私が大学生、年の差はわずか5歳だったのです。今思えば先輩か友だちだったのですね。音楽の理論は教えることができても作曲は教えることができない。曲を作りたいという姿勢を受け止めてもらうのだということを最近感じます。
かおたいまき
2010/11/09 13:47
「いにしえの空から」を聴いています。なんとも… 素晴らしい、としか言い様がありません。
Gato
2010/11/12 02:03
Gatoさん
早速買っていただき感謝です。奥さんに報告しておきます。
かおたいまき
2010/11/17 09:53
この方のことは全く知らないです。知らずに耳にしているのかもしれませんが・・・。野球からの転身に驚かされました。そしてかおたいまき様ともご縁があったのですね。遅れ馳せながらご冥福をお祈りします。
たろにゃん
2012/01/02 08:04
40年程前、ベルリンで藤田さんとよく遊んだ新井といいます。彼が現代音楽の作曲をやっていたのを思いだし、もしかしてと思って、ネットで探してみたら、有名な作曲家になっており、亡くなっていたのを知りました。彼の下宿はヴァンゼーという湖の畔にある一軒家で、遅くまでビールを飲みながら、何度も泊めてもらいました。彼のCDを買って聞いてみます。
あらい
2012/02/08 03:36
たろにゃん様のように世界各国を旅される方は、日本にいる私などよりも海外で知られている音楽家の存在を知ることが多いのでしょうね。藤田氏もその一人かもしれません。
かおたいまきしん
2012/02/08 10:36
新井様
コメントありがとうございます。私もベルリンに行ったことはありますが彼がそこで若い時代をすごしたことをまったく意識していませんでした。このことを奥様にお知らせしたいと思います。
かおたいまきしん
2012/02/08 10:42
かおたいまき様
ブログにコメントしたことがないので、ほんとに好きなことを書いていいのかわかりませんが、書きます。かおたいさんは作曲をおしえていらしゃるのですか。わたしは40年前ベルリンでドイツ語を学んでいて、私がアルバイトをしていたレストランで藤田さんと知り合いました。私は栃木県と境目の群馬県の桐生の生まれなので、かれの栃木弁がなつかしく、時間があれば彼と飲んでいました。私の働いていたレストランで、彼がクラシック音楽家とよく喧嘩していたのを覚えています。もちろんわたしは彼の唯一の見方でしたが。
あらい
2012/02/08 21:01
あらい様
ブログでは本当は個人的なことはあまり書きません。藤田君の場合は、彼への追悼と評価の意味で出しています。このブログを見てファンになりCDを買ってくれた人もいます。
昨日藤田夫人とこの件で話しをしました。お元気の様子でした。ベルリンには奥さんも行ったことがあるそうでお友達も何人かは会ったといいますが名前までは覚えていないらしいです。いろいろな職業や学生さんもいたらしいです。
あらいさんはベルリンのレストランで働いていらしたとか、どんなレストランでしたか?私は海外旅行をすると日本食が恋しくて探し回って行くのであるいは行っているかも・・・。「ツォー」駅の近くの神戸肉のレストランは記憶にあります。
私は大学在学中から宇都宮でピアノを教えていました。そこへ高校の恩師から紹介されて藤田君が来たのです。もう一人矢板の高校生も来ていて二人とも作曲を志望して後に私が就職した先の東京の専門学校で受験勉強をしました。
その後藤田君は桐朋学園の方へ進み、当時は現代音楽の方で有名だった先生につきました。もう一人は芸大を目指していましたが何度か失敗してあきらめたようです。このころ私は都立高校に就職して作曲の指導はしなくなりました。藤田君は目標をはっきり持っていて、もう一人の作品について強気の発言をしていたのを覚えています。たぶんレストランでの喧嘩もそういう彼らしい面なのでしょう。

せっかくお知り合いになったのですからブログ以外の方法で連絡を取り合ってもよいのですが、メールや電話番号も載せられませんので、お店に関係なさっているのでしたらそのお名前と場所などお教えいただければと思います。
藤田君の作品が演奏される折にお会いするというのもよいかもしれません。夫人も来るでしょうし。
私は足利に子供が住んでいますので、その近辺でしたら行くこともあります。私の住所は埼玉県朝霞市です。
かおたいまきしん
2012/02/09 12:39
かおたいまき様
くわしいお話ありがとうございました。私は当時ベルリン自由大学の学生で、彼とは下宿先も近く、彼の行っていた芸術大学にもよく遊びにゆきました。わたしのアルバイト先はレストラン京都といって、ベルリンのメイン通り、クールフュルステルダムと交差するヴィルマースドルファー通りをちょっと折れたところにありました。そこのバーテンダーをやっていたわたしのカウンターに2日に一度は遊びに来てくれて、穏やかな顔でいろいろな話をしてくれたのを思いだします。お互いに年齢は聞いたことはなかったので、私は彼をおなじ年かちょっと上かなと思っていましたが、今初めてわたしの方が4歳も上だったことを知りました。わたしもホームページをもっていたのですが、なぜか映らなくなってしまって、またそれを直す方法もわすれたので、そのうち、修復できましたら、連絡さしあげます。足利は隣町でよく、ハイキングにゆきます。かおたいさんの他の文もこれから読ませていただきます。
あらい
2012/02/10 07:55
あらい様
桐生市にお住まいなのですね。一昨年秋に足尾のほうへ旅行をした折桐生で乗り換えました。
息子が足利のワイナリーに勤めていますのでそこの収穫祭にはよく行きます。彼はまた家族や友人と「ものがたり文化の会」というグループを作って宮沢賢治の童話の表現活動をしています。サイトで検索すると出てくると思います。
かおたいまきしん
2012/02/10 10:23
あらい様
藤田さんからCDが送られてきました。J.ケージなど一流の作家と一緒に入っています。
ベルリンで法律を勉強なさっていたMAKOちゃんという方を覚えておられるそうです。
かおたいまきしん
2012/02/14 17:36
かおたいまき様
しつれいしました。ちょっとたいちょうをくずしていましたが、なんとかもとにもどりました。MAKOちゃんという方が、法律を勉強しているとすると、たぶん私が通っていた自由大学で勉強していたのだと思いますが、わたしには記憶がありません。数日中に足利のワイナリーの息子さんに連絡してみます。そのうちお会いできるのをたのしみにしております。
あらい
2012/02/22 20:28
あらい様
息子には何も知らせていませんので失礼があるかもしれません。その際はお許し下さい。ワインを買っていただくなら歓迎でしょうが(笑)。
かおたいまきしん
2012/02/23 13:11

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